すべてのラジオに関わる皆様のためのメディア「ラジオスタイル」

1週回って新しいメディア。ラジオ広告の特徴とメリット・デメリット、CMの種類などをまとめて紹介

ラジオ広告は音だけで伝えるCMのこと

ラジオ広告は、CMや電話インタビュー、出演などの方法によって、自社の商品やサービスを広告する方法です。テレビとは異なり、音のみで情報を伝えるため、目と耳ではなく、聴覚のみに訴えかけます。

音でしか伝えられないため、テレビより訴求力が弱いのでは?と考える人もいると思いますが、ラジオならではの広告作りにより、テレビやwebとは違ったターゲット層や訴求を狙うことができます。

ここでは、ラジオ広告とはどのようなものなのか、特徴や広告の種類、費用についてご紹介します。

ラジオ広告の特徴

番組、時間帯、エリアによるターゲティングが可能

「ラジオはパーソナルなメディア」と言われているように、番組やエリアによって聴取層が異なってきます。

例えば、受験生の頃に深夜のラジオ番組を聞いたりしませんでしたか?
親が運転する通学の車の中で、情報番組を聞いたりしていませんでしたか?

ラジオでは、番組ごとのターゲットがテレビより明確になっており、通勤時間のドライバーに向けたコーナーを取り入れた番組や、ミュージシャンを目指す10代向けの番組などもあり、放送している番組から、セグメントを分けることもできます。

また、テレビでは、朝の情報番組のコーナーによって、現在時間を把握する人もいると思います。(天気予報が流れ始めたからそろそろ行かなきゃ…みたいな)ラジオでは、それが全時間帯にわたって浸透しており、特定の番組やコーナーや、時報を聞いて時間を把握する人も少なくありません。

実はラジオ番組は、月~木と金曜では、番組が違う局があることはご存知でしたか?ラジオには「耳から今を把握する」という習慣があるのです。

少ない予算からでも出稿が可能

「マスメディアへの出稿は高い」と考える人は少なくないでしょう。プロスポーツの世界大会の番組内にCMを流す場合、1本だけで数百万円になることも珍しくありません。

ラジオも例に漏れずお高いのでは…?と思うかもしれませんが、テレビと比べるとかなり金額は低くなります。放送局にもよりますが、ラジオ番組を1か月放送するのに、放送料が30万円程度のところもあります。番組に1回出演するだけであれば、数万円からでも可能です。(※)

CMも、購入する時間帯や番組枠などを選ぶこともできますし、1か月の本数はあらかじめ決めておいて、どこで流すかは放送局にお任せすることもできます。

1本の単価を低めにしてもらうプランを利用し価格を下げる方法だけでなく、時間帯や番組を指定し、ターゲットにピンポイントで訴求し、成約までの1人当たり広告費を下げることで、少ない予算からでも出稿が可能になります。
※局が制作している番組とは異なります。

ニッチな広告も刺さりやすい

ラジオはテレビに比べて、「1人で聞く機会が多いメディア」で、これが「パーソナルなメディア」と呼ばれる理由です。

移動中の電車の中や、待ち時間、1人で作業をしている時など、1人で接触することが多いので、広告も、ファミリー向けやカップル向けなどよりも、週末の家族サービスに悩むお父さんや、近々プロポーズしようと思っている男性など、さらに絞り込んだターゲットに向けた広告も刺さりやすくなります。

不特定多数には当てはまらないかもしれないが、DMでは範囲が狭すぎると言った商材に、ラジオは最も強みを発揮します。

見えないのに通販が売れる…?

ラジオ広告のコンテンツの中には「通販番組」が存在します。ラジオなので、もちろん商品そのものは見えません。それなのに、物が売れるのです。

これは、ラジオ独特の「シズル感」が、リスナーの想像力を掻き立て、実際に自分が食べている様子や、体験をしている様子を思いうかべ、わくわく感を生み出します。

次の項で伝えますが、音だけで伝えるからこそ、相手の記憶に残り、広告効果が高まるのです。

音だけで伝えるからこそ、記憶に残る

音のみで情報を伝える場合、相手には視覚情報がありません。そうすると人は自分の頭の中で映像を補完します。その時、自分が商品を体験しているイメージをしてもらえれば、その商品は購買につながります。

Web広告などでは自分が商品を体験した時のイメージを持ってもらうために、「このようなシーンで活用できます!」といった具体例を挙げますが、ラジオでは、効果音1つでその効果が得られ、しかも、聞いた人が自分でイメージを補完してくれるので、ターゲットに合わせた何通りものイメージを用意する必要もありません。

ラジオ広告のメリットとデメリット

メリット

地域密着の媒体だから親近感を覚えてもらいやすい

ラジオはテレビよりも地域性が出やすい媒体です。最も分かりやすいのは交通情報ではないでしょうか。近くの高速道路や一般道路の情報は、そのエリアにいる人に向けてピンポイントに発信されている情報です。

ほかにも、例えば「青森県南の話題を楽しく面白く伝える」番組のように、ご当地色の強い番組や、公開放送を行うなど、ラジオとリスナーとの距離が近く、聞いた人に親近感を抱きやすい環境づくりがされています。

これによって、出稿した広告に対しても、好感度の高い状態で覚えてもらうことができます。

マス媒体を使っているという信頼感を得られる

ラジオば、テレビや新聞と並び、いわゆる「マス媒体」と呼ばれる媒体です。

マス媒体はほかの媒体に比べて圧倒的に浸透力や影響力が強く、覚えてもらいやすいので、商談の場などで「あ、あのCMの会社ですか!」と相手の信頼を得ることができます。

素材によるテストがしやすい

ラジオは音声のみで構成されるため、テレビCMよりも低コストで制作することができます。コストが安いということは、制作にかかる工数も少ないので、翌月は別の訴求を試してみたいといった要望にも臨機応変に対応することができます。

チャンネルのザッピングが少ないためくり返し訴求ができる

ラジオが持つもう一つの強みは「1つの放送局を聞き続けるリスナーが多い」ことです。

ある調査では、半数以上の人が「1つの放送局を聞くことが多い」と回答しており、一つの放送局で繰り返し広告を訴求することができます。

デメリット

見えないから細かな部分は伝わりづらい

例えばディテールに細かくこだわった商品などは、テレビで実物を映せば一目瞭然ですが、ラジオはパーソナリティが伝える言葉がすべてです。

伝える人の力量に依存するとともに、言い回しによってリスナーが受ける印象も異なりますので、注意が必要です。

「ながら」聞きがしやすい

ラジオを聴く時、職場や運転中など、何かをしながら聞くことが多いので、聞き逃されてしまうことがあります。

ただ、逆のことを言えば、映像に情報を詰め込むことができるテレビは、画面から目を離してしまうと内容すら分からないことがありますが、ラジオは音声にすべての情報を入れるため、必ずすべての情報に触れてもらうことができます。

効果測定が難しい

Webであれば、広告の表示回数やクリック数、広告から問い合わせに至った件数まですべて計測することができますが、テレビやラジオはそのような方法がなく、問い合わせ受付担当者のヒアリング力や、出稿後の売り上げから判断するほかありません。

テレビやラジオの効果測定には、出稿前のKPI設定と、得られた情報を分析する高い能力が求められます。

ラジオ広告の種類

ラジオ広告の場合、大きく分けて2つのCMの出し方があります。

タイムCM

番組や、番組内のコーナーをスポンサードするCMで「提供CM」とも呼ばれます。番組に紐づいて販売されますので「この番組は○○の提供でお送りします」と提供クレジットと呼ばれる、スポンサー紹介が流れるのも特徴です。

タイムの場合、一般的には1クール(3カ月)単位で出稿します。情報番組のように、月曜日から金曜日まで毎日放送している番組(帯番組と呼びます)は、放送するすべての曜日を購入することもできますし、月曜日だけなど、特定の曜日のみを購入することも可能です。契約期間中は同じ曜日・時間に放送されますので、企業名やブランド名の認知度を上げる施策に向いています。

スポットCM

一方、スポットCMは、番組内で流れる場合と、番組と番組の間に流れる場合があります。番組の指定はできませんが、放送する期間や時間帯、回数を個別に発注することができます。

キャンペーンなどで集中的に露出をしたい場合や、商品の販売促進などで出稿されることが多い方法です。

ラジオ広告の製作費、放送料金は?

ラジオ広告の放送料金は、タイムにするか、スポットにするか、どの尺のCMを放送するのかによって、同じ時間に放送したとしても料金が変わってきます。また、放送局によっても金額が異なってきます。予算や戦略に応じて出稿方法を決めていきます。

CMの制作も、1本数万円で制作ができるところもあれば、数十万円になる場合もあり、予算や内容によって変わってきます。

CMの製作費には、企画、収録、編集などの他に、キャスティング料が別途かかりますので、制作会社や広告代理店と相談しながら進めていくのが良いでしょう。

関連記事

  • ラジオ局は、ラジオ以外のこともやっている

    ラジオ局のお仕事 ラジオ局は、番組を放送しているだけだと思っていませんか?最近では、ラジオ局も様々な仕掛けを行い、スタジオを飛び出して展開することも…

    [ラジオ広告とは]

    2020.1.7

  • ラジオ広告と併せると効果のある広告方法は?

    広告戦略を立てるとき、ラジオだけで広告するのか、他の媒体も連動したキャンペーン展開にするかは、広告担当者が悩むポイントだと思います。他の媒体をまたいだクロスメ…

    [ラジオの効果]

    2020.1.14

  • まだ間に合う!?ラジオショッピングのトレンド商品 2019-2020冬

    ラジオショッピングの商品の傾向って? ラジオショッピングで紹介される商品は、トレンドや季節によってその傾向は様々です。美容関連や食品から家電や仏壇、リフ…

    [ラジオの効果]

    2020.2.4

キーワードから探す

カテゴリー

タグ