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ラジオ広告とテレビ広告の違い

ラジオ広告もテレビ広告も、マス広告に分類されます。マス広告は、ラジオ・テレビ・新聞・雑誌の4つの広告媒体を指します。マスという言葉は日本語に訳すと「大衆」。つまり、“大衆に向けた広告手法”の事です。

その中でも、ラジオとテレビは電波に乗せて情報を発信するので「電波広告」とも呼ばれ、新たに広告を出す際には、よくお互いが比較検討されています。
この記事では、ラジオにはテレビと比べてどのような特徴があるのかを解説していきます。

ラジオやテレビなど電波を使った広告の特徴

まず、ラジオにもテレビにも共通する特徴を3つ紹介します。

認知度アップ効果が期待できる!

ラジオもテレビも多くの視聴者がいるマスメディアなので、多くの人に広告する手段として有効です。ラジオCMやテレビCMを出す事で、社名や商品名が広く知れ渡る「認知度アップ効果」が期待できます。

ブランディングに強い!

ラジオやテレビなどのメディアで広く認知されるということは、ブランディングにも繋がります。ブランディングとは、商品・サービスや企業の認知度を高めて好感を持ってもらう取り組みの事です。
ブランディングが出来れば、購入時に「○○(企業名)製なら品質は間違いない」と消費者から選ばれ、競合他社との差別化を図ることが出来ます。その場合、認知がない商品間で起こりがちな価格競争を回避することが出来ます。

情報の信頼性が高い!

ラジオもテレビもいわゆる「公共の電波」を使って広く一般に情報を伝えています。
ラジオ局やテレビ局は公的機関から放送免許を与えられて放送しており、さらに放送法の規定を遵守しなければいけません。ですから、そんな「公共の電波」に乗った情報は信頼性が高く、「ラジオ・テレビCMをした」という実績は、企業のステータスや信頼性アップにも繋がります。

ラジオ広告とテレビ広告の違い

時間帯や放送局によるリスナー層が明確なのでターゲティングし易い!

ラジオという媒体は、時間帯や放送局、地域によるリスナー層が明確なので、自社商材の需要がある層のターゲットをテレビよりも細かく絞って、効率よく広告を出す事が可能です。
狙った地域の局を使うのは勿論、他にも、例えば年配層に人気のラジオ局や若年層に人気のラジオ局など局毎の年齢層の違いや、時間帯ごとの聴取者層の偏り、AMとFMの電波が届く範囲の違いも活用できます。
特にFMは電波の届く範囲が狭い分、例えば個人経営のお店でも、ご当地チェーン店でも、地域のイベントのお知らせでも、近い局の放送地域に限定して広告を出すことが出来ます。

出稿のハードルが低い!

テレビと比べて映像制作の必要のないラジオCMは、音源のみの制作で済むので、低コストで少ない準備期間で出稿できます。また、制作費以外にかかってくる放送費も比較的安価です。ラジオCMは経済的な面でも手間の面でも敷居の低さが特徴です。
では、ラジオCMやテレビCMを出すにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。広告を出すのに必要なのは「制作費」と「放送費」になります。
●制作費
ラジオ:数万円~15万円
テレビ:(撮影無し)15万円~、(撮影有)70万円~
●放送費(※関東圏でCMを流すという同条件での放送料金)
ラジオ(20秒CM一本あたり):¥18,000~¥100,000
テレビ(15秒CM一本あたり):¥140,000~¥400,000
ラジオはマスメディアにしては意外とお手頃だと思いませんか?テレビと比較すると4分の1~10分の1程度の広告費で出稿出来るのです。
また、制作に時間やコストがかからないので、CMの種類を何パターンか用意する事も、内容を定期的に変える事も出来ます。

音声だけの方が聞き手の集中力が高まる!

ラジオを聴いている時は、映像が無く情報量が少ない分、テレビを見ているよりも集中力が高まります。テレビを見ている時は何も考えていなくても情報が入って来るので受け身になりがちですが、ラジオの場合は聴覚情報から想像力を働かせる分、脳を使っているという研究結果もあるようです。「映画を見ること」と「小説を読む事」の違いに似ています。
ですから、CMも同様、ラジオの方が視聴者により集中して聞いて貰えてメッセージが届きやすいのです。

生活習慣にラジオを取り入れている人が多い

ラジオのリスナーには、車を運転する時や家事をしている時など日常の中でラジオを聴く習慣があるという人が多いです。番組を聞きながら出勤したり、ラジオを聴きながら仕事や勉強をしたり、ラジオを時間の目安として時計代わりに使う人もいます。上述したターゲティングの特徴と似ていますが、このように、リスナーの生活に密着しているからこそ、その時々に合致した広告を狙って挟むことが可能です。
例えば、
・朝の通勤時間に合わせて、車関連の商品やサービスの広告を
・昼間、家事をしながらラジオを聴いている主婦に向けて生活用品の広告を
・深夜、勉強しながらラジオを聴いている学生やタクシードライバーに向けて栄養ドリンクや夜食の広告を
なんてことも出来るわけです。

チャンネルをあまり変えられない!

テレビの場合、録画機器についているスキップ機能によってCMが見てもらえないことがあります。また、テレビを見ている時はCM中にチャンネルを回すという人も多いのではないでしょうか。この“チャンネル回し”や“CM飛ばし”は多くの広告主やテレビ局を悩ませています。
その点、ラジオはCMを聞いてもらえないのではないかという心配がテレビに比べて少ないです。ラジオは55.3%もの人が「一つの放送局しか聞かない」というデータがあります。固定のお気に入り局のラジオを流すという聴き方をしている人が大勢いるという事は、CM中にチャンネルを変えられにくく、また、ラジオは録音して後から聞こうとしても番組とCMの境界線が曖昧なので飛ばされにくいので、折角の広告が聴取者に届かないという心配がテレビよりも少なくなります。

知る人ぞ知る!“パーソナリティー”の効果!

ラジオには、番組の進行者であり話し手である「パーソナリティー」という人物がいます。
ラジオを習慣的に聞いている人は、毎日決まった時間にラジオをつけるとおなじみの声が聞こえて来ることに安心感を覚えるという人は多いのではないでしょうか。ラジオは、平日の同じ時間に同じ番組が流れるスタイルになっているため単純に接触回数も多く、メッセージやリクエストが出来る参加型の番組もあって、リスナーとパーソナリティーの距離が近い事が要因です。
このように地元の人々から親しまれ愛着を持たれているパーソナリティーは、発言に影響力があると言われています。実際にパーソナリティーと対話する“生CM”という広告形式があるのですが、パーソナリティーの声で商品やサービスを紹介・お勧めする為、説得力があり効果が高いとされています。

「音だけで情報を伝えられる」という強み

テレビCMは視覚情報と聴覚情報の双方向から伝えられるので、より多くの情報を伝えられるという点で優れているようにも思えます。しかし、テレビを見ている時に携帯を見るなど他の事に視線が移ってしまうと、視覚情報ありきの情報は伝わりません。
その点、ラジオCMは全情報が「音」しかないので、逆に「音」さえ聞いてもらえれば目をそらしていても必要な情報が伝わるというのが強みです。
実際、ラジオの特性として五感の中で聴覚一つだけしか使わないので、視覚と聴覚の二つが占有されるテレビと比べて、運転や家事などの単純作業を片手間に聞けることに魅力を感じているリスナーは多くいます。

ラジオ広告の活用方法

ラジオ広告の特性を活かせる使い方とは?

ラジオ広告で人気の商材

ラジオで広告を出している企業の業種や商材は多岐に亘ります。
その中でも特に多い業種や商材は以下の通りです。
・自動車関連商品サービス(自動車製造、部品製造、自動車保険、教習所)
・不動産(建設)
・アミューズメント(パチンコ、競馬、競輪など)
・ローカルグルメ(お土産、ご当地飲食)
・ローカル小売(スーパー、薬局)
・地銀・信金
・観光系(観光局、旅行会社、施設)
・買い取り業
・士業(司法書士、税理士)
・警備
ラジオのリスナーにドライバーが多いという特性からか、自動車に関連する商品やサービスが多いです。また、ラジオの地域密着という特性から、地域の小売やグルメ、娯楽施設などのローカルな情報の取り扱いも多い事が分かります。

ラジオ広告の成功事例

ラジオ広告の成功事例として、かの有名なジャパネットたかたのラジオショッピングがあります。高田社長が地方の放送局でラジオショッピングを初めて取り入れ、短時間で沢山の人に商品の良さを伝えられるラジオショッピングに魅力を感じたことをきっかけに、全国にラジオショッピングが広がっていたそうです。
ラジオショッピングは、テレビショッピングよりも購入後のトラブルや返品が大幅に少ないという特徴もあります。

ラジオ広告×他媒体の相乗効果

ラジオ広告は単体でも効果がありますが、他の広告と併せるとより高い効果が期待できます。

ラジオ広告×テレビ広告

ラジオ広告とテレビ広告を併用すれば、ラジオとテレビそれぞれの異なる聴取者層に聞いてもらえるのでより認知度アップが狙えます。
ラジオとテレビどちらも使っている人には、どちらの媒体からも繰り返し宣伝を聞くことで、接触回数が増え、商品やサービスをさらに身近に感じてもらえるという効果があります。「繰り返し接すると好意度や印象が高まる」というのは、単純接触効果といって心理学で実証されています。

ラジオ広告×チラシ広告

予め、ラジオで「明日の折り込みチラシで」などといった告知ができます。折り込みチラシの反響目安は通常0.01~0.3%ぐらいだと言われていますが、反響を増やすために、ラジオで認知を高めておくという作戦にも使えます。

ラジオ広告×web広告

ラジオ広告を商品・サービスの認知のきっかけとして使うという方法です。「ラジオCMを流す事で認知してもらい、気になった人がweb上で詳細情報を調べたところを、広告ページで心を掴んで集客する」という流れです。

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