すべてのラジオに関わる皆様のためのメディア「ラジオスタイル」

ラジオ広告を出すメリット・デメリット

ラジオ広告に興味がある方、ラジオ広告を出そうと迷っている方に向けて、ラジオ広告を出すとどんな良い事がありどんなリスクが伴うのか、メリット・デメリットとして紹介します。

ラジオ広告のメリット

消費者が商品やサービスを知るきっかけを作れる

ラジオは、商品やサービスについての特定の情報を知りに来た人にだけではなく、こちらから商品やサービスが存在していることを紹介し、その良さをアピールできる媒体です。

どういうことかというと、例えば『どんな汚れも落ちる洗剤』という商材を売りたいとします。宣伝する為にWebで商品紹介のページを作り、「洗濯洗剤」「汚れ 落ちない」「洗剤 強力」などのキーワードで広告を出せば、今実際に落としたい汚れのある人が検索から来てくれるので、そのページで洗剤の便利さや凄さを知ってもらう事が出来ます。対して、ラジオ広告を出すと、不特定多数の人に「頑固な汚れもこすらずに落とせます。醤油のシミも墨汁のシミも、汚れがついてから一日経っていても綺麗になります!」などと紹介が出来るので、差し迫った需要がない人にもアピール出来、「今は必要ないけど、子供がよく洋服を汚しちゃうから買っておこうかしら」と主婦の方に興味を持ってもらえたり、実際に服を汚してしまった時に「前にラジオで聞いた『どんな汚れも落ちる洗剤』っていうのがあったな。買ってみようかな。」と思い出してもらえる事が期待できるのです。

Web広告(※ここではリスティング広告等の検索連動型を指す)を、需要のある人が自ら商品を知りに来てくれることを待っている“受け身”の広告媒体とするならば、ラジオ広告は、新たな顧客となり得る潜在層にもアピールできる“攻め”の広告媒体と言えるでしょう。

このように、ラジオ広告は、今まで全く商品やサービスを知る機会がなかった層や今後需要が出来るかもしれない層に、認知してもらう「きっかけ作り」に適した手段であると言えます。

消費者が商品やサービスに対してプラスのイメージを抱いてくれる

ラジオで広告を出すと、消費者が商品やサービスに対してプラスのイメージを抱いてくれる事が期待できる、3つの効果があります。

1 ブランディング効果

ブランディングとは、「企業(商品)の価値を向上させるマーケティング戦略のひとつ」です。ラジオ広告は広く不特定多数の人に情報を伝えられるので認知度を上げることが出来、消費者が何度も同じ宣伝を聞くことで単純接触効果(※何度も繰り返し接触する事で好感度や評価などが高まっていくという効果)が期待できます。ブランディングが出来れば、購入時に「○○(企業名)製なら品質は間違いない」と消費者から選ばれ、競合他社との差別化を図ることが出来ます。

2 企業や商品の信用を高める効果

ラジオは、公共の電波を使って広く一般に情報を発信しています。ラジオ局は公的機関から放送免許を与えられて放送しており、さらに放送法の規定を遵守しなければいけません。ですから、そんな「公共の電波」に乗った情報は信頼性が高く、「ラジオ・テレビCMをした」という実績は、企業や商品のステータスや信用の向上にも繋がります。

3 情報が「音声だけ」であることの効果

ラジオには映像という視覚情報がない分、集中力を高めて想像力を働かせながら聞いてもらえるので、“受け手が自分なりの解釈をしてくれる”効果があります。小説を読んでいる時に登場人物を自分の理想通りに作り上げてしまう感覚と似ており、消費者の中で「なんか良さそうだな」「気になる」とプラスの方向への想像が膨らむと言われています。

商品のニーズがある層に集中的にアプローチできる

ラジオという媒体は、時間帯や放送局、地域によるリスナー層が明確なので、自社商材の需要がある層のターゲットをテレビよりも細かく絞って、効率よく広告を出す事が可能です。
狙った地域の局を使うのは勿論、他にも、例えば年配層に人気のラジオ局や若年層に人気のラジオ局など局毎の年齢層の違いや、時間帯ごとの聴取者層の偏り、AMとFMの電波が届く範囲の違いも活用できます。特にFMは電波の届く範囲が狭い分、例えば個人経営のお店でも、ご当地チェーン店でも、地域のイベントのお知らせでも、近い局の放送地域に限定して広告を出す事が出来ます。広く伝えるという点では同じマスメディアであるテレビと似ていますが、地域密着型の企業や店舗等も相性が良いのもラジオの利点です。

高い費用対効果を得られる

多くの人にアプローチできる広告手法には、ラジオの他にもテレビやWebの広告枠掲載などがあります。
テレビは視聴者数が多く影響力も高いですが、その分費用が掛かります。テレビCMを出しているのは大手企業ばかりなので手が出せないイメージがありますよね。
Webは少ない費用から出稿でき、自社での運用も可能で、意思決定から実装までのスピードが速いです。しかし、スピードが早いという事は、他社の動きや市場の変化など目まぐるしい業界の変化などに常にアンテナを張り、柔軟な対応ができる“運用者のスキル”が求められます。戦略ミスや対応の遅れによっては大きなロスが出る事もあるのです。

その点、ラジオはテレビと比べて広告費が『安価』なので手が出しやすく、上記にも記した様に聴取者層が明確なので効率よくターゲットを絞った広告を出す事が出来ます。「CMを出したいけれど費用は押さえたい」「Web広告の運用が難しくてお手上げ状態」の場合、安価な費用で効果を得やすいラジオはまさに中間策と言え、大変お勧めです。

広告の到達率が高い

広告は発信しさえすれば必ず全員にメッセージが伝わるというわけではありません。
例えば、テレビの場合はCMになる度にチャンネルを変えられる事(ザッピングという)や録画機器の機能によりCMをスキップされることもあります。
そこで、各メディア媒体の「広告接触者」のうち「広告を(聞き続ける)見続ける人」の割合を参考資料『メディア別広告接触態度』より割り出しました。

この資料では、広告接触者が各媒体の広告への接触態度5つ
⓵すべての広告に目を通す(CMをそのまま見続ける・聞き続ける)
⓶目立つ広告・インパクトのある広告は見る
⓷仕事に関連する広告は見る
④関心のある分野の商品・サービスは見る
⓹話題になっている企業や商品・サービスは見る
から当てはまるものを選んでいます。

特定の広告しか見ない、広告を取捨選択している⓶~⓹の選択肢は外し、“①すべての広告に目を通す”を選んだ者の割合を比較すると以下の様な結果になりました。

新聞(すべての広告に目を通す)…12.5%
テレビ(CMはそのまま見続ける)…39.8%
ラジオ(CMはそのまま聞く)……70.4%

メディアや媒体の利用者が多くても広告が届かなければ意味がありません。ラジオはCMをそのまま聞き続けるという人が多いことから、広告の到達率が高いと言えます。

柔軟に出稿が出来る

ラジオ広告を作るのに必要なのは、ざっくり言うと「原稿」と「音声収録」のみ。「映像」が必要になって来るテレビに比べて、時間も手間もコストも抑えられるラジオ広告は、CMのパターンをいくつか変えて作ることも、反響を見ながら広告を差し替える事も、比較的柔軟にできます。

ラジオ広告のデメリット

正しい情報を正確に伝えることが求められる

ラジオ広告を出すことのメリットとして「消費者からの信用や評判を高める効果がある」と上記で解説しましたが、その逆も然りです。ラジオという公共の電波を使った媒体の特性上、事実と違った事を伝えたり不確実な事を謳った場合には、会社や商品の信用や評判を落とす事になるので、正しい情報を正確に伝えることが求められます。普段以上に、表現が誇大ではないか、虚偽ではないか、など慎重になって原稿を制作する必要があります。

ラジオ広告を出す時のガイドラインが、放送局毎、業種毎にも定められていたりするので、それらも参考にしながら制作しましょう。

緊急時に広告が延期・中止になる事への了承が必要

ラジオは電波によって広く伝えることが出来るという特性上、地震や台風などの災害時の情報伝達に一役買っている為、やむを得ない緊急時には広告が延期や中止になる事があります。大抵の場合には、次の月に延期するなどの処置を取ってくれますが、リアルタイムの情報を伝える為、放送枠の移動・中止があり得ることを知っておいてください。

広告の途中解約は認められない場合が多い

ラジオ広告は一本からでも出せますが、番組編成が1クール(3カ月)毎に見直されるため、広告契約も1クールを1単位として契約する場合が多いです。
クール契約の場合は、広告主の都合によって契約途中に広告が中止や差し止めになった場合には途中解約が認めてもらえないことが多いです。途中解約する場合には全額支払わなければいけないこともありますので、広告代理店へ相談してください。

関連記事

  • なぜラジオは「パーソナルなメディア」なのか?広告にどう活かせるのか?

    スマートスピーカーやスマートフォンアプリの普及によって、接触の機会が増したラジオは、親世代には懐かしさを感じながらも一つの情報ツールとして成立しており、また若…

    [ラジオ広告とは]

    2019.11.29

  • ラジオCM制作費概要

    ラジオCMを作るためにはどのくらいお金がかかるの? 「ラジオのCMを作ってはみたいけど、制作費がそもそもいくらかかるのかわからない…。」 「ラジオでCMを打ちた…

    [ラジオ広告とは]

    2019.10.4

  • ラジオ広告とテレビ広告の違い

    ラジオ広告もテレビ広告も、マス広告に分類されます。マス広告は、ラジオ・テレビ・新聞・雑誌の4つの広告媒体を指します。マスという言葉は日本語に訳すと「大衆」。つま…

    [ラジオ広告とは]

    2019.10.4

キーワードから探す

カテゴリー

タグ